中学入試直前、親がすべき1つのこと
今日は1月29日。そして、東京・神奈川の中学入試は主に2月1日に行われます。
中学入試が近づいてきた中で、親がすべきことは何でしょうか?
子供に励ましの声をかけること?確かにそれも有効かもしれません。当日の流れを確認すること?確かにそれは必要ですね。
しかし、これらのこと以前に、親がすべき1つのことがあります。
それは、落ち着いていることです。
気分は伝わる。良くも悪くも。
機嫌の良い人の近くにいると、自分まで楽しくなってくる、という体験をしたことはありませんか?反対に、機嫌の悪い人の近くにいると、自分までつらくなってくる、という体験をしたことはありませんか?
良くも悪くも、人の気分というものは伝わってしまうものです。
もし親が緊張した状態で励ましの声をかけたら、敏感な子供は次のように受け取ってしまうでしょう。
(お母さん励ましてくれたけど、緊張してたな。やっぱり中学受験は大変なんだな。大丈夫かな……。)
また、落ち着きを欠いた状態で当日の流れを確認しては、必要なことを忘れてしまうかもしれません。
中学入試直前にまずすべきこと。それは落ち着いていることです。
落ち着くためにはどうすればいい?
確実に言えることは、「落ち着こう」と思っても落ち着くことはできないということです。これで落ち着けるのであれば、誰も緊張に悩まされたりはしません。
では、落ち着くためにはどうすればいいでしょうか?
方法は大きく2つあります。緊張の原因となっている考えを取り除くか、もしくは全く別のことをするかです。
緊張をするからには、そこには原因となる考えがあります。しかし、その考えは必ずしも正しいものとは限りません。もしかすると、無意識のうちに次のような考えを持ってはいないでしょうか?
- 入試に落ちたら、良い大学には行けない。
- 入試に落ちたら、今までの努力は全て無駄だ。
- 入試に落ちたら、子供は立ち直れないだろう。
- 入試に落ちたら、周りの人から笑われるだろう。
これらの考えは、本当に正しいものですか?
さて、この方法は根本的な解決策となりますが、常に上手くいくとは限りません。「それでもやっぱり緊張してしまう」という場合には、いっそ全く別のことをしてみるのも良いでしょう。例えば、次のような行動が考えられます。
- 周りを見ながら散歩をする
- 腕によりをかけて料理を作る
- 誰かと話す(後でおかえしをしましょう)
以上、今回は落ち着くことの重要性、そしてその方法について書いてきました。「子供のために何かをしてあげたい」という気持ちはもちろん重要です。しかし、その時の自分がどうであるかの方がもっと重要ではないか、と私は考えています。