超効率の悪い勉強法

数年前のことですが、次のようなノートを持ってきた生徒がいました。

「つつつつつつつつつ」

私はその生徒を呼んで、この「つ」の意味を聞きました。

私「この『つ』は何?」 生「『接ぐ』が読めなかったから、練習してきた」 私「……これ、『つ』をたくさん書いただけじゃない?」 生「うん」 私「これって何かの勉強になるの?」 生「うーん、別にならないかも」 私「だよね……」

小学生というものは、大人から見ると非常に効率の悪い(時には全く意味のない)勉強をしていることがあります。

私は、親が「勉強」を教える必要はないが、親が「勉強法」を教える必要はあると考えています。たいていの講師も勉強法を教えていますが、一人一人の細かな勉強プランまでには対応できないからです。