中学受験スタートまで100日を切る

中学受験の本格スタートまで100日を切りました。これまで「のらりくらり」と勉強していた6年生も、いよいよ実際の入試が見えてきたのではないでしょうか。

この時期に参考になる記事が「リセマム」というサイトに掲載されていました。残り少ない日数を有効に使うための戦略です。

具体的には、「志望校を知る」「自分の力を知る」「克服できるものからつぶしていく」ことです。 「志望校を知る」…まず、志望校の入試問題を研究することです。どのような問題が出題され、合格最低点は何点か。自分はどの問題ならとれるのか。そういった志望校の問題研究が絶対に必要です。 「自分の力を知る」…次に、自分の力を正確に把握することです。6年生の10月になると、もう新しく学ぶことはありません。ですから、夏休みまでの勉強の結果を振り返って、自分が得意とする単元、もう少しで安定する単元、まったくできない単元は何かを整理します。 「克服できるものからつぶしていく」…自分自身の力と、志望校が求めている力を掛け合わせると、絶対克服しなければならないポイントというものが見えてきます。それがたくさんあると焦ってしまうかもしれませんが、ここは冷静になって、克服しやすいところから手をつけていこうという姿勢が大切です。 引用元: 【中学受験】悔いなき受験へのラスト3か月-1/6…志望校を知る、自分を知る | リセマム (教育・受験、受験のニュース).

入試まで残り少ない今、効率の悪い勉強をしている暇はありません。少しえげつない言い方になりますが、今は「最も点が稼げる勉強」をすべきです。基本が曖昧だったことが分かっても、今から全てをやり直すわけにはいきません。基本をやり直すとしても、志望校の傾向から出やすい分野に絞って取り組む必要があるでしょう。

なお、この話は一般的に言うと、「目的」と「現実」の差を明確にし、「目的を理想に近づける」ために努力する、と言えるでしょう。そしてこの考え方は、6年生だけではなく他の学年の子供にも必要な考え方です。6年生でないと「まだまだ先は長い」と思ってしまいがちですが、今の一歩が確実に「目的」に向かっているかどうかには、常に注意をしている必要があります。