「10000点」で重要度を理解させる

勉強には重要な部分と、それほど重要ではない部分があります。そしてそれを教えることも講師の仕事の一つです。特に、重要な部分を強調することは大切です(ここが抜け落ちると成績がガタガタになるので)。

しかし、小学生相手に「ここは重要だよ」と言葉だけで言ってもほとんど通じません。板書をしてもそれほど通じません。全て丁寧に(もしくは全て雑に)こなそうとするのが彼ら・彼女らの性のようです。

そこで、「重要だ」と言葉で言う以外の方法が必要になります。

その一つに、私は「点数で重要度を理解させる」という方法を使っています。例えば、普通の問題は一問10点くらいなのに、重要な問題だけ100点にする、といった具合です。一問につき10000点をつけたこともあります。私はこういうショッキングな方法が結構好きです(笑)「ショック」も理解するきっかけになりますしね。

この方法を何回か続けていると、子供たちは「重要」と言われたときに、「あ、次100点で出るぞ」と反応するようになります。そして、重要な部分に特に力を入れて勉強するようになります。つまり、こちらの望むような勉強の仕方になる、ということですね。

言葉だけで言っても分からないので、他の方法を使って分からせる、という方法は小学生に教える上では非常に重要になります。点数の付け方は一例で、この手のネタは他にも色々あります。